くまのプーさん


こんなにプーさんのことを考えたことがあるだろうか?見る前の私よりも明らかに見終わったあとの私のほうがプーさんのことを考えている。プーさんの作者よりも今はプーさんのことを考えている、つまり愛しているってことでは無かろうか?プーさんを子宮につっこんで私の子供として生まれさしたい。プーさんのどんなところが良かったのか、もはや説明の言葉を私は持たない、バカになってしまったのである。はちみつ、蜂蜜、ハチミツ!!と連呼する気の狂ったプーさん、ピグレットを下僕のように扱うも本人にはその意識が丸でないプーさん(動かされているピグレットでさえも!)ハチミツを取るためにハラワタを飛び散らかすプーさん、ときときオッサンの顔を見せるプーさん、どのプーさんをもってしても、現在進行形で私の中にあるプーさんが一番かわいい、なんでそもそもプーさんを見に行こうってなったのか、見に行こう!って言ったあのときの私と、それを快諾した恋人に感謝しなくてはいけないのでは?土下座ー!
恋人は、以前から熊に対して大変な恐怖心を持っており、常々「ヒグマには注意しようね」といろいろなインターネット知識を私に語りかけておりました。このように熊を毛嫌いしている恋人が、よくぞ「くまのプーさん」を一緒に見てくれたものだ、アメリカ人が絶賛してくれたお陰でもある(アメリカ人の言うことは絶対である)プーさんを見終わって一番に「ズーイーデシャネルちゃんが歌っていた」ということを恋人が言っており、声色だけでズーイーデシャネルちゃんってわかるの気持ち悪い!と思いました。

「プーさんかわいかったよね」と私が言うと、すかさず恋人は「かわいくねぇよ、あんなやつ!イライラした!」と答えました。きっとプーさんのメンヘラっぷりが過去の女をフラッシュバックさせたのだろうと思います。プーさんは友だちが沢山居るみたいなので、性格が悪いんじゃなくて、本当にばかなんだろうなとおもいます。ばかはかわいい。プーのおばかさん、と言われて映画が締め括られていたのは、そういうことだと思います、おめでとう!ありがとう!