美女と野獣

私が初めて見たディズニーは、もしかして美女と野獣かもしれないという記憶があります。お金持ちの親友だったトモちゃんの家で見たのでテレビは大きいし、ふかふかのソファでした。ケンタッキーを生まれて初めて食べたのもともちゃんの家でしたし、庭には牢屋があってその中でシェパードを飼っていて、少し離れたところで雑種を飼っているような社長令嬢でした。もちろん、みみずをほじくり返して遊ぶことを教えてくれたのもともちゃんでした。ともちゃんは今どこで何をしているのか知らないけれど、私はともちゃんの家で見た美女と野獣がとてもキレイでかんどうしたことを覚えています。小学生の出来事でしたが、初めて食べたケンタッキーは骨がいっぱいで食いにくいなあ、と思ったことを昨日のことのように覚えています。弟が「カエルの肉だよ」と言っていたのも覚えています。本当だろうか…。やがて時はたち、大人になった私は恋人と一緒に改めて美女と野獣を見ることになりました。あの頃と同じように美しさに感動してとても楽しく見ることができました。セリーヌ・ディオンと黒人のデュエットが流れたとき、上記のように私は小学生でとても感動したんだよ、と恋人に話したところ「僕は、もう大人だった。カラオケでこの歌をうたっていた」と言われました。恋人がカラオケでセリーヌ・ディオンを熱唱しているなんて、想像したらとっっても愉快だな!と思ってアハハうふふと笑いました。楽しかったです。