大切なことはすべて君が教えてくれた 7話


先週見ていなかったわたしと、先週しっかり見ていた恋人と、まったく同じレベルで、え?っとなるドラマ!常に新しい気持ちで見ることができます。春馬は普通に先生していて、クラスも普通に戻っていて、それなのに相変わらず、内田有紀さんが余計な一言をいって一波乱起こさせようとしてします。あと、内田有紀さんは妄想に取り付かれて「私が娘に会いに行ったせいで、お姉さんは死んでしまった」とか、思わせぶりなことを言ってくるのが頭にきます!余計な一言をいう癖に、肝心なことは濁して私をイライラさせるから内田有紀さんのことも嫌いになりそうです!私は小学生のころ、内田有紀さんのファンだったので、下敷きを持っていたし、部屋にはポスターも貼っていました。このポスターは、お父さんが買ってくれたポスターです。田舎なので芸能人のポスターや下敷きは、何処でも買えるものではありませんでしたし、雑誌の付録じゃないポスターを部屋に貼れるなんて、夢のようなことでした。白いスーツを着た、どこを見てるんだか分からない内田有紀さんのポスターは、私の初めてのポスターでした。そのポスターを貰った日は、とても記憶に残っています。その日、私は学校に行っていましたが、土曜日なので昼には下校できるという昔のシステムでした。家に帰ると玄関の鍵は締まっており、ピンポンを押しても変化がないため誰も居ないことが分かりました。家の鍵を持っていなかったので、ぼんやり玄関に座って家族の帰りを待ちましたが、なかなか帰ってきません。近所の木村さんが、「大丈夫?うちに上がって待つ?」と心配して声をかけてくれましたが、既に思春期だった私は、照れてしまい平気なふりをしてお辞儀だけしました。虐待を受けている子供のように玄関に座り続けること数時間、お父さんとお母さんが帰ってきて座り込みをしている私に驚きながら「学校は?!」と聞いてきたので「土曜日やし!」とプンプンして見せたところ、あははは、と笑って内田有紀さんのポスターをくれたのでした。プンプンしたのと嬉しいのと半分くらいの気持ちになって、おなかすいたよー、と甘えて家に入りました。おわり。
それでは、聞いてください。内田有紀/TENCAを取ろう! -内田の野望-