みなさん、さようなら。

カナダジョークはよく解らん、いやフランス語だからフランスジョークかも知らんけど、よく解らん。ひとつとして笑えずに、しかし、おもしろいことを言っているんだろうなぁという雰囲気が、それを理解できない私に悲しみをくれました。
この映画は確かに悲しみを売りにした悲しい映画だけれど、しかし、作り手の悲しみと私の感じた悲しみにはズレがあるわけで、作り手の悲しみとは、多分おっさんが死ぬことの悲しさで、でも、おっさんには友達や愛する家族、セックスフレンドらしき女性まで居るのが許せないし、息子はおっさんの死を盛大に迎えさせようと動く優しい(しかし義務的)な息子で、死ぬという人生で一番最後のイベントを最高の形に仕上げたのは、ほかでもないあまり仲良くなかった息子、いや息子の持つ金のおかげで、息子の人間性微塵も貢献していないんだから、おっさんはやっぱりお金に感謝しながら死を迎えるべきだったと思います。
いっぱい賞を取っているみたいなので、褒めないといけない上に、なんかお洒落っぽかったので好きだと言っておきます。
だいたいフランス語が良かったと思います。